中井咲希
なぜ介護脱毛が最近流行っているのか?背景を分析!
介護脱毛が大きく特集

介護脱毛はここ最近テレビや、新聞、週刊雑誌で大きく特集されるようになり
「介護脱毛」という言葉が周知されてきています。
介護脱毛の利用者はここ数年で約24倍にのぼります。

なぜ利用者が急増し、注目されるようになったのでしょうか。
介護脱毛の背景に社会問題

介護脱毛が流行ってきた背景として社会問題があります。
現代の日本は『超高齢化社会』『2025年問題』などの社会問題を抱えてる。それらの社会問題からくる、介護業界の負担、施設不足、人手不足が懸念されている。
介護サービスの在り方の変化
実際に、介護の『住居サービス』『施設サービス』の推移が下記の通りである。

2025年には約427万の方が『住居サービス』を利用することになると予測されている。
施設に入ってしまわない限りは、訪問介護等の住居サービスを受けるにしても、親戚や家族の介助は必要になってくる。
施設サービスではなく『住居サービス』での介護が一般的になりつつあるため、今までは介護の現場を見ることがなかった30-40,50代の人たちが、介護の現場を生で見ることや、実際に介助するということが増えています。
そんな介護の現場において『排泄(トイレ)介助』の負担は一番大きいとアンケート結果があります。

「将来もし自分が介護を受けることになったら、出来るだけ迷惑をかけたくない」と介護の経験や、介護の現場を見ることで、思いやりのある介護に備えた脱毛を検討される人が増えているのです。
現場を知っている介護経験者、親の介護を見ていたというお客様が半数以上になっています。
排泄介助と介護脱毛の関係

介護脱毛することで排泄介助の負担は80%削減されると言われています。
年を重ねると食べるものがお粥など、水分を多く含んだ食べやすいものに代わり、それに伴って、便も柔らかく、軟便やゲリに近いものになってきます。
そのため、便がアンダーヘアに絡まってしまいます。毛に絡まった毛は拭き取りだけでは、なかなか綺麗に拭き取ることが難しいため、ボトル等にぬるま湯を入れ、洗い流したりと時間がかかります。

しかし、介護脱毛(アンダーヘア脱毛)をしていると毛がないため便が絡まることもなく、スムーズに拭き取りが可能になり、排泄介助の負担に大きく貢献します。
一見、介護脱毛は介護者のためにあるものと考えらえがちだが、被介護者にも大きなメリットがあります。
介護脱毛は自分のためにあるもの
そもそも排泄介助というのは、介護者だけに負担があるわけではありません。用を足すのは1日1回ではなく、さらに毎日のことである。
そのたび排泄介助の時間が長いことは被介護者にとっても大きな負担になります。局部を長時間見られる羞恥心や、迷惑をかけてしまっているのではないかという罪悪感という精神的なストレスも。
アンダーヘア(陰毛)があることで、もっと大きな問題が感染症のリスクである。アンダーヘアにこびりついた汚れは落ちにくく、そこからIAD(Incontinence Associated Dermatitis:失禁関連皮膚炎)を患うことも。免疫力低下から長期化してしまうことや、命の危険にもなりかねません。

介護脱毛をしておけば、アンダーヘアに排泄物は絡まりませんので、皮膚感染症の予防に大きく役立ちます。
介護脱毛することは、排泄介助の時間短縮、負担軽減が可能になり、介護者、被介護者がお互い心地よく生活するためにスタンダートになってきています。

介護脱毛は本当に必要か?

介護脱毛をするか、しないかであれば、もちろんするに越したことはなく、脱毛することで清潔を保つこともでき間違いなく大きなメリットが得られます。
ただ絶対しなくてはいけないかと言えば、そういうわけではなく自由です。
介護脱毛のデメリットは金銭的な問題になります。VIO脱毛の相場は脱毛完了するまでには数回通わないといけないことから、10万円ほどになります。
脱毛するときの羞恥心は心配無用です。施術者はプロで羞恥心に配慮しながら脱毛は行われます。